「一生モノのコートが欲しい」「ロゴで見せるより、“佇まい”で格を出したい」――。
そんなときに候補に挙がるのが、イタリア発のラグジュアリーブランドMax Mara(マックスマーラ)です。
ここでは、最新の公式情報や各種解説記事をもとに、ブランドの立ち位置・代表ラインの違い・生地&縫製の評判・顔タイプ/骨格との相性・年代別の“指名買いアイテム”・失敗しにくい選び方まで、まとめて整理しました。
1|どんなブランド?(運営・立ち位置)
Max Maraは、1951年にイタリア・レッジョエミリアでAchille Maramottiが創業した老舗ブランド。
当時としては先駆的だった「工業的な生産管理 × 高品位なプレタポルテ」を打ち出し、ラグジュアリーとリアルクローズの橋渡し役となったブランドです。
- 運営:Max Mara Fashion Group(Max Mara Fashion Group S.r.l.)
- 資本形態:現在も非上場・家族経営が中心のイタリアンメゾン
- 店舗規模:世界で約500店舗規模で展開
- ブランドDNA:「コート至上主義」とも言われるほど、コートに象徴される静かなラグジュアリーがアイデンティティ
ブランドを象徴するのは、1981年に登場したアイコンコート「101801」。
近年では「Teddy Bear Icon Coat」も新たな定番として世界的に定着しています。
2|ターゲット層(実態)
公式な「年齢設定」はありませんが、価格帯やルック・PRの方向性、各種メディアの分析から見ると、実態としては次のような構造です。
- コア:30〜50代の働く女性(管理職・専門職・自営業など)
- 周辺:20代後半〜60代まで、「長く着られるコートに投資したい層」全般
- 若い層:Weekend Max Mara/’S Max Mara/Sportmaxが20代〜の入門ラインとして機能
本線Max MaraやAtelierは“投資級のコート”を求める層、
Weekend/’S Max Mara/Sportmaxは、よりデイリー・トレンド寄せで楽しみたい層を取り込む多層構造になっています。
3|評判:生地・縫製(長所/注意点)
長所|「素材への投資」と「仕立て」が抜きん出ている
- 高級原料の使い分け
キャメル・ウールビーバー・カシミヤなど、原料のグレードと混率を段階的に用意。
特にウール×カシミヤのビーバー地は「101801」などアイコンコートの象徴的素材です。 - 縫製・芯地・袖付けの完成度
同じ「無地のキャメルコート」でも、肩の丸み・袖の入り方・前を閉じたときのドレープに歴然とした差が出ると言われます。
いわゆる“佇まいの格”はここから来ています。 - テクノロジーライン「The Cube」
2008年スタートの「Max Mara The Cube」は、リバーシブル中綿や着脱パーツなどモジュール式設計が特徴。
再生キャメル中綿「Cameluxe」を用いたアイテムもあり、サステナビリティにも踏み込んでいます。 - 文化資産としての“COATS!”展
アイコンコートを振り返る回顧展「COATS!」を世界巡回するなど、
コートというアイテムをブランドの文化的アイコンとして位置づけています。
注意点|価格と「ライン差・年式差」
- 価格は高位レンジ
素材・縫製・ブランドの文化/ストア体験まで含めたプライシングのため、
コートは“投資アイテム”として数十万円クラスが中心です。 - ライン差・年式差に注意
同じ「コート名」でも、シーズンによって混率・重さ・丈・ディテールが微妙に違うことがあります。
例)101801は「Madame」「Manuela」といった派生名・地域別仕様が存在するケースも。
→ 必ず今季の公式品番ページで、素材・混率・着丈・重量・裏地の有無を確認するのがおすすめです。
4|主要ラインの性格(ざっくり地図)
Max Maraグループは、ひとつのブランド名の中に複数ラインが共存しています。
「どこまで投資するか」「どのくらい日常寄せにするか」を決めるために、まずはラインごとの性格を把握しておきましょう。
- Max Mara(本線)
最上位のクラシック&コンテンポラリーライン。
代表的アイコンは101801/Manuela/Ludmillaなどのコート。
「一生モノの投資コート」は基本的にここが本丸です。 - Max Mara Studio
本線と同じ美意識を保ちつつ、少しデイリー寄せ&価格も抑えめなライン。
オケージョンワンピースや、日常使いしやすいきれいめ服が中心。 - ’S Max Mara(エス マックスマーラ)
より軽やか・ニュートラル・実用的なライン。
ダブルフェイスの軽コートや、ライトな布帛アイテムが多く、価格も本線より穏やかです。 - Max Mara Atelier
年ごとのカプセルコレクション的な“コート礼讃”ライン。
ファブリック研究と仕立てに振り切った、数量限定のコートが中心で、価格も最上位。 - Max Mara The Cube
2008年スタートの中綿&モジュール設計ライン。
リバーシブル中綿コート、Cameluxe中綿、着脱式フードやカラーなど、旅や出張向けに人気。 - Weekend Max Mara
ライフスタイル・オフタイム用ライン。
プリント・カラー・カジュアルアイテムが増え、価格も本線より抑えめ。
コラボ企画が多く、20〜30代の入り口としても選ばれています。 - Sportmax
1969年スタートのコンテンポラリー路線。
スポーツウェア発想をモードに落とし込んだシャープで直線的なデザインが特徴。若めの層とも相性が良いラインです。
5|似合う「顔タイプ」×「骨格タイプ」指針
ここからは、日本で一般化している顔タイプ(8分類)と骨格タイプ(3分類)の理論を、Max Mara各ラインの直線/曲線・ボリュームにマッピングした“ざっくりガイド”です。
顔タイプとの相性
- エレガント/ソフトエレガント/クール(大人顔 × 直線〜中庸)
→ Max Mara本線/Atelier/’S Max Maraの 無地・Iライン・比翼フロントが最適。
101801やManuelaのような「余計な装飾のない正統派コート」が、顔立ちの洗練を引き立てます。 - フェミニン(大人顔 × 曲線)
→ Studio/Weekend Max Maraのとろみ・ラップ・マーメイドライン、
ふわっとボリュームのあるTeddy Bear Icon Coatも好相性。
柔らかな毛足と曲線シルエットが、女性らしさを素直に引き出してくれます。 - フレッシュ/クールカジュアル(子ども顔〜中庸)
→ ’S Max Mara/Weekend/Sportmaxで短め丈・直線強めのアイテムを選ぶとバランス◎。
ショートコート・ブルゾン・シャープなパンツなどで、若々しい雰囲気と調和しやすくなります。
骨格タイプとの相性
- 骨格ストレート
・中厚でハリのある素材
・Iラインシルエット
・ジャスト〜ややゆとりあるサイズ感
→ ウールビーバーやウール×カシミヤのIラインコート、ダブルフェイスの比翼コート、センタープレスパンツがベストマッチ。 - 骨格ウェーブ
・軽さ・短丈・コンパクトな上半身
→ ’S Max MaraやWeekendのショート〜膝丈コート、
ウエストマークのあるラップコート、細身ボトムやスカートと合わせるとスタイルUPしやすいです。 - 骨格ナチュラル
・多少のボリューム・凹凸のある素材感
→ Teddy Bear Iconのようなボリュームコートや、
ダブルフェイスのロングコート、ワイドパンツとのレイヤードが得意。
「ざっくり×ロング」でこなれた雰囲気を出しやすいタイプです。
6|年代別:Max Mara好きなら“これ買っとく”指名アイテム
ここでは、Max Maraが気になっている人向けに、年代別の“まずこれ”候補をざっくりリストアップします。
基本方針は、無地・ニュートラルカラー(キャメル/黒/濃紺/グレージュ)×素材名が明記されたアイテムから入ることです。
10代|「上質に触れてみる」入門
- Weekend Max Maraのウール混ショートコートやスカート
- ’S Max Maraの軽量ニットやカーディガン
- 小さめレザーミニバッグ
→ 「ロゴより質感重視」を早めに体感しておきたい人に。
20代|通学〜就活〜初職の“きちんと服”
- ’S Max Maraの軽めステンカラー/ダブルフェイスコート
- Weekend Max Maraのセットアップ見えワンピース
- Sportmaxのシャープなシャツやパンツ
→ 「初めての良いコート」「ささやかな投資ワンピ」としても取り入れやすいゾーンです。
30代|中核世代:投資1枚目
- Max Mara本線:101801、Manuelaなどウール×カシミヤのIラインコート
- Max Mara Studio:通勤にもオケージョンにも使える洗練ワンピース
- The Cube:出張・旅行用のリバーシブル中綿アウター
→ 「この先10年着るつもりでコートを選ぶ」なら、このタイミングがひとつの目安です。
40代|投資2枚目・バリエーション期
- Max Mara Atelier:今季カラーの限定コート(気に入った年に勝負買い)
- 本線:ハイゲージニットとテーラードトラウザー
- Teddy Bear Icon Coat:冬の主役アウターとして1枚
→ 「シンプルなIライン × 存在感のあるTeddy」という2軸があると、冬の装い幅が一気に広がります。
50代|“軽さと上質”を両立させる核
- 肩が楽なダブルフェイスの軽コート(本線 or ’S)
- シルク混ニットや、上質ウールのハイゲージ
- レザー小物(バッグ・ベルト・靴)で色を足す
→ 体に負担をかけず、でもきちんと見えるアイテムの比率を増やしていくフェーズです。
60代|“とにかく軽く、でもラグジュアリー”
- ’S Max Mara/Studioの膝下丈Aラインコート
- The Cubeのリバーシブル中綿コート(旅行・散歩用)
- 歩きやすいレザーブーツやシューズ
→ 「軽さ・着脱のラクさ・ケアのしやすさ」を優先しつつ、色とラインで“品の良さ”をキープするイメージです。
私はマニュエラを持っているのですが、着心地も見た目も良く何年も大事に着たいと思いケアに気を付けて大事に使っています。顔タイプが少しフェミニンに寄ったキュートなので試着はテディの方が合うかなとも思ったのですが、暖かすぎて使う場面が限られるかなと思いマニュエラにしました。
コートを着て出掛ける度に気分が上がり、毎年冬が来るのが楽しみになるので買ってよかったと思っています。
7|失敗しにくい選び方チェックリスト
- “素材名 × 仕様”まで必ず確認する
例:Wool-Cashmere Beaver/Double-faced/Cameluxe/比翼/着物袖 など。
同じようなキャメルコートでも、混率・生地の厚み・仕立て仕様で着心地も見え方も大きく変わります。 - 同名モデルでも「年式差」がある前提で見る
101801などアイコンコートは、年・国・カプセルごとに微妙な違いが出ることも。
→ 必ず今季の公式品番ページを確認し、可能なら店舗で実物の色・重さ・サイズ感を試着しましょう。 - ラインの役割をざっくり決めてから探す
・本線=投資級・“一生モノ軸”
・Atelier=コート礼讃の少量コレクション
・’S=軽やか実用・通勤〜オフ
・The Cube=旅・全天候・リバーシブル中綿
・Weekend=オフ・ライフスタイル寄り
・Sportmax=シャープで直線的なモード
…というざっくり役割分担を決めてから探すと、サイト内で迷いにくくなります。 - 顔タイプ/骨格で“厚みと線”を合わせる
・大人顔×直線 → Iラインの本線コート/Atelier/’S
・大人顔×曲線 → Studio/Weekend/Teddy Bear
・ボリューム得意(ナチュラル) → Teddy/The Cube/ロング&ワイド
という目安を持っておくと、試着時に「しっくりこない」理由がわかりやすくなります。 - 「定番性」をアーカイブ文脈でチェックする
COATS!展示や雑誌特集に何度も登場するモデルは、ロングセラーの裏付けがある証拠。
「初めての投資コート」は、そうしたアーカイブ性の高い1枚から選ぶと後悔しにくいです。
まとめ|Max Maraはこんな人に刺さる
- 「ロゴより、佇まいで“いい服”と伝わるコートが欲しい人
- 10年単位で着る前提で、投資コートを選びたい人
- 通勤〜オフ〜旅まで、“軽くて上質”なアウターを軸にワードローブを組みたい人
Max Maraは、トレンドの表層よりも「素材・仕立て・シルエット」で勝負するブランドです。
まずは、この記事で整理した自分の顔タイプ/骨格/ライフスタイル/予算を照らし合わせながら、
「投資1枚目」にふさわしいラインと型を絞り込んでみてください。
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