「もう香水は若い人のもの」と思っていませんか?実は今、60代以上の男性たちの香水選びが静かに変化しています。
仕事よりも余暇、存在感よりも心地よさ。香水に求めるものが“自分自身の気分転換”へとシフトする中、@cosme投稿データを元にした60代男性向けの香水ランキングには、まさにその変化が表れています。
今回は、60代男性が選ぶ香水・フレグランスTOP40をもとに、今の傾向やブランド選びのポイント、おすすめの香りをわかりやすく解説していきます。
1. Jo Maloneが圧倒的首位|ただし“軽やかさ”がカギ
ランキング上位40品中、実に20品がJo Malone London。中でも以下のような香りが人気です:
- 1位:English Pear & Freesia(ペアーとフリージアの優しい甘さ)
- 5位:Red Rose(上品でみずみずしいバラ)
- 11位:Wood Sage & Sea Salt(海風×ハーブの爽快感)
一方、50代で人気だったウードやインテンス系(Oud & Bergamot、Velvet Rose & Oudなど)は軒並みランク外に。
→ 理由:濃厚さより“軽くてつけやすい”香りが重視されるように。
2. 爽快なハーブ・シトラス・ティー系が支持を集める
60代以上の香調ランキングで特徴的だったのが、以下の「軽やか&清潔感系」の台頭です:
- 2位:ロクシタン ヴァーベナ(レモンバーベナの爽快感)
- 4位:ロジェガレ オ パフュメ テ(お茶系の静かな香り)
- SHIRO アールグレイ:紅茶×ベルガモットの定番人気
- BAUM ウッドランドウインズ:自然派×ウッディのバランス感
→ “清潔感+リラックス”を同時に叶える香りが選ばれているのが60代の特徴です。
3. 持ち歩き重視!ミニサイズがトレンドに
60代ランキングの3位に入ったのが、Jo Maloneの9mL×2本のトラベルセット。
「今日はこっち」「外出先では控えめに」など、体調や気分で選べる香りを“ハンカチ感覚”で持ち歩くニーズが広がっています。
→ 小容量&軽量なスプレーは、毎日の生活に取り入れやすくておすすめです。
4. 甘い香りも人気。ただし“軽くて奥行きのある甘さ”
60代のニッチ香水では、次のような香りが上位に:
- Perris Monte Carlo Vanille de Tahiti(南国系ヴァニラ)
- Hermès Vétiver Tonka(ベチバー×トンカビーンの上品さ)
→ 「重くないけど深みがある」という点が評価ポイント。甘さも“控えめ上品”が支持されています。
5. クラシックメゾンでは“ブルー ドゥ シャネル”が唯一の王者
50代では24位だったDiorのソヴァージュが、60代ではTOP40圏外に。
代わりに選ばれているのが、シャネルの“ブルー ドゥ シャネル”。清潔感+品格で「最後に残る1本」として選ばれています。
6. 香水選びにおける“60代の視点”とは?
50代と60代では、香水の選び方にも明確な違いが見えてきます。
項目 | 50代 | 60代以上 |
---|---|---|
シーン | 仕事・会食 | 散歩・趣味・リラックス |
求める効果 | 印象・存在感 | 気分転換・癒し |
重視点 | 持続力・深み | 軽やかさ・清潔感 |
香りのタイプ | ウッディ/バニラ | シトラス/ハーブ/ティー |
サイズ | 30〜50mL常備 | 9〜30mL携帯用 |
結論: 60代男性は「香りを〝纏う〟時代」から「生活に〝添える〟香り選び」へ。
7. 60代メンズにおすすめの香水3選(シーン別)
- 日常・朝の気分転換に: Jo Malone English Pear & Freesia(爽やか+少し甘さ)
- 散歩や自然に触れる時: ロクシタン ヴァーベナ(シトラスハーブの清潔感)
- 読書・室内リラックスタイム: SHIRO アールグレイ(紅茶ベースで上品)

まとめ|香水は「年齢を重ねた今こそ、人生に彩りを添える」ツール
60代の香水選びは、若い頃のように“人にどう見られるか”ではなく、「自分が心地よく過ごせるか」が鍵になっています。
香水は、ほんの1プッシュで日常を変えてくれるツール。仕事をリタイアした方でも、毎日の散歩や読書、外食などの中で香りを楽しむことで、気持ちが整い、毎日が少し豊かになります。
ぜひ、ご自身の「今の気分」にぴったりな1本を見つけてみてください。
▶︎ 60代男性向け香水ランキングをもっと見る(@cosme公式)
服選び記事はこちら👑【60代以上の男性の服選び】日常使いにぴったりな上品カジュアル完全ガイド
コメント