2025年春、菓子パン業界では「ミルク×ホイップ×もっちり食感」が大ブーム!今回は、ランキングデータをもとに人気ブランドの動向や注目キーワード、価格帯ごとのヒット傾向まで徹底解説します。

ブランド別シェアから見るランキング傾向
今回のランキングTOP100に登場したブランドの出現回数を見ると、
- 1位:山崎製パン(Yamazaki)…26件
- 2位:第一屋製パン(DaiichiPan)…17件
- 3位:Pasco(敷島製パン)…16件
- 4位:フジパン(Fujipan)…13件
- 5位:YKベーキング…6件
特にヤマザキは「生」「極生」「特濃」などのキーワードを前面に出したシリーズで高評価を獲得。Pascoも「たっぷりホイップ」系で堅実にランクインしています。
価格帯ごとのヒット傾向とその理由
価格が明記されている57商品のうち、最も多かったのは110〜149円ゾーン。以下のように分類できます:
価格帯 | 件数 | 特徴 |
---|---|---|
~¥109 | 21件 | あんぱんやホイップ系など、プチ贅沢感のある定番 |
¥110〜149 | 23件 | 「生」シリーズやジャージーミルク使用など高付加価値商品が集中 |
¥150〜199 | 9件 | コンビニ限定や冷蔵商品、クロワッサン系が多い |
¥200以上 | 4件 | 八天堂などの高品質専門店アイテム |
つまり、「100円前後でリッチな満足感」が今のヒットの鍵。消費者は価格を抑えつつも、食感やクリーム量などに敏感に反応していることがわかります。
今を象徴するパンのトレンドキーワード
頻出したワードには、
- ミルク・牛乳
- ホイップ
- 生(なま)
- 特濃
- 和素材(きなこ、桜、抹茶)
- +10%増量
などが並びます。ミルキーでふわっとした口当たり、和風素材の掛け合わせ、増量キャンペーンなどが組み合わさることで「見た目」「ネーミング」「実食の満足度」の3点で強い商品が生まれているようです。
ロングセラー vs 新作ヒットの違いとは?
ロングセラーは「親しまれた味」が強み。例えば、
- ヤマザキ ホワイトデニッシュショコラ(1994年初出/60位)
- Pasco たっぷりホイップあんぱん(2007年初出/13位)
一方で新商品では、
- Pasco ホイップたっぷり牛乳パン(2025年3月/1位/評価6.3)
- ヤマザキ 極生ドーナツ 牛乳WH&練乳(2025年4月/18位/評価6.2)
など、発売から2ヶ月以内に評価6以上を獲得すればすぐ上位に食い込む傾向が見られました。SNSでの露出や試食キャンペーンがカギになっていると考えられます。
口コミ×評価ポイントで見える“伸びしろ”
注目すべきは、評価も口コミも高い“右上”ゾーンがまだ空いていること。つまり、消費者の心に刺さる「口コミの拡散力」を持ったパンが今後も現れる余地が大いにあるということです。
今後の注目ポイントと2025年春の地図
- 価格は据え置き+特濃・ホイップ増量が引き続き支持されそう
- “冷やして食べる”提案や“和素材×ホイップ”の進化型も人気
- 健康訴求の米粉やグルテンオフも、もっちり食感と合わせるとヒットの可能性
- ブランドコラボやSNS話題性のあるネーミングも引き続き注目
2025年の菓子パン市場は、「日常価格で専門店級の満足感」をいかに届けるかが勝負どころになりそうです。
あなたの推しパンはランクインしていましたか?次のお買い物では、ぜひ今回のデータを参考に“今どきトレンド菓子パン”を探してみてください!
コメント