「そろそろ本気でエイジングケアを始めたいけど、デパコスは高すぎる…。でもドラストのプチプラだけだとちょっと物足りない」――そんな大人の肌悩みにちょうどハマるのが、資生堂のエイジングケアブランド「エリクシール(ELIXIR)」です。
エリクシールはざっくり言うと、ドラッグストアで買える“準デパコス級”エイジングケアブランド。ハリ・つや・美白・シワ改善まで一通りそろっていて、価格は中価格帯。SK-IIほどは高くないけれど、ドラストプチプラよりワンランク上の満足感を狙える立ち位置です。
この記事では、そんなエリクシールについて、
まで、初めての方にもわかりやすくまとめました。これからエリクシールを試してみたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エリクシールってどんなブランド?立ち位置とコンセプト
資生堂発のエイジングケア専門ブランド
エリクシールは、1983年に誕生した資生堂発のエイジングケア専門ブランドです。ブランドのキーワードは、 「つや玉」。頬の高い位置に丸く光るつやっとした反射を「つや玉」と呼び、 ハリ・透明感・うるおいが満ちた肌を目指すラインとして展開されています。
長年にわたり、日本人の肌を研究してきた資生堂のコラーゲン研究・保湿処方のノウハウがぎゅっと詰まっているのが特徴。年齢サインが気になり始めた世代に向けて、「肌を最高の味方に」というメッセージのもと、無理なく続けられるエイジングケアを提案しています。
市場でのポジション:ドラストの王道エイジングケア
エリクシールは、化粧水・乳液市場のメインシリーズ売上ランキングで長年トップクラスの実績を持ち、日本のエイジングケアを代表するブランドのひとつ。40代向けの基礎化粧品特集などでも、SK-IIと並んで紹介されることが多く、「迷ったらまず候補に入れておきたい」存在になっています。
価格帯はおおよそ、
- 化粧水:170mLで3,000〜3,500円前後
- 乳液:130mLで4,000円前後
- 高機能美容液「エリクシール ザ セラム」:約9,000円
- シワ改善クリーム(純粋レチノール):5,000〜8,000円台
といった中〜やや高価格帯。ドラッグストアで気軽に買えるけれど、内容は“準デパコス級”というバランス感が、30〜50代のエイジングケア入門〜中級層にちょうどハマっています。
エリクシールのライン構成をざっくり整理
公式ラインナップを見ると、エリクシールは大きく次の4つの軸に分かれています。
- 高機能エイジングケアライン(リフトモイスト、ザ セラム、トータルV ファーミングクリーム など)
- 美白&エイジングケアライン(ブライトニング ローション WT、美白UV乳液 など)
- ファーストエイジングケアシリーズ(エイジングサインが出始めた20代後半〜30代前半向け)
- 部分ケア・スペシャルケア(レチノールシワ改善クリーム、マスク、マッサージクリームなど)
ベースの「化粧水+乳液」に、朝はUV入りのデーケアレボリューション、夜はザ セラムやレチノールを足していくイメージで組むとわかりやすいです。
人気&定番アイテムの特徴と口コミ傾向
① デーケアレボリューション トーンアップ SP+ aa(朝用UV乳液)
エリクシールの中でも特に口コミ数が多いのが、朝用の多機能UV乳液「デーケアレボリューション」。乳液・UV・下地・トーンアップが1本で済むので、 「忙しい朝の時短コスメ」として定番になっています。
口コミでは、
- 自然なトーンアップとツヤで、「素肌がきれいな人」に見える
- SPF50+・PA++++で、日常生活には十分な紫外線カット力
といった点が高評価。一方で、肌質やファンデとの相性によって、
- 白浮き・モロモロが出る
- 皮脂が多い人にはやや重く感じる
などの声もあるため、テスターやサンプルで相性チェックしてから本品購入するのがおすすめです。
② エリクシール ザ セラム(倍速美容液)
2024〜2025年にかけて美容誌のベストコスメで多数受賞しているのが、ブランドを代表する高機能美容液「エリクシール ザ セラム」です。美白有効成分m-トラネキサム酸に加え、ハリ・乾燥小ジワ・毛穴など複数の大人の肌悩みにまとめてアプローチできるのが特徴。
テクスチャーはみずみずしく軽めで、 「ベタつかずスッとなじむ」「顔だけでなく首やデコルテまで気持ちよく伸ばせる」といった使用感への満足度が高いアイテム。“とりあえず1本、エリクシールを試すならこれ”という声も多いです。
③ リフトモイスト ローション/エマルジョン(化粧水・乳液)
エリクシールの顔ともいえるのが、エイジングケア化粧水&乳液の「リフトモイスト」シリーズ。とろみのあるテクスチャーなのにベタつきにくく、「しっとり」「とてもしっとり」など好みの質感を選べるのがうれしいポイントです。
口コミでは、
- 翌朝までしっとり感が続く
- キメが整って、つやっとした“つや玉”が出る
- 上品な香りに癒やされる
など、保湿力と香りのバランスを評価する声が多数。反対に、 「化粧水としては値段が高め」「香りや成分が合わず、効果がよくわからなかった」などの意見もあり、コスパや肌質との相性が分かれ目といえます。
④ レチノパワー リンクルクリーム(シワ改善クリーム)
目元・口元のシワ改善ケアとして人気なのが、純粋レチノール配合の医薬部外品「レチノパワー リンクルクリーム」。2025年のリニューアル後にベストコスメ大賞を受賞し、「狙ったシワ、逃がさない。」というキャッチコピーの通り、 ポイント使いのエイジングケアコスメとして支持されています。
レチノールは攻めの成分なので、初めての方は少量から・夜のみ使用・紫外線対策をしっかりという基本ルールを守るのが安心です。
⑤ トータルV ファーミングクリーム
顔全体〜フェイスラインのもたつきが気になりだした世代向けの高保湿クリームが「トータルV ファーミングクリーム」。価格帯はエリクシールの中でも高めですが、 「顔がキュッと引き上がるような感覚」「乾燥する季節の心強いお守りクリーム」といった口コミが多く、40代後半〜50代のご褒美ケアとして選ばれています。
エリクシールの評判から見るメリット・デメリット
良い口コミで多いポイント
- “つや玉”仕上がり:ふっくらしたハリと自然なツヤで、肌が元気に見える
- とろみ系なのにベタつきにくい:もっちりするのに、表面はべたべたしない絶妙なテクスチャー
- 香り・使用感に“デパコス感”がある:ドラスト価格なのに、気分が上がるスキンケア時間になる
- ラインでそろえやすく、リフィルも豊富:世界観を統一しやすく、詰め替えで続けやすい
気になる口コミ・デメリット
- 香り・アルコールが合わない人もいる:資生堂系の香りが苦手、ヒリつきが出たという声も
- 即効性より“じわじわ系”:一晩で劇的に変わるというより、肌の調子が安定してくるタイプ
- ラインでそろえるとそこそこの金額:化粧水・乳液・美容液・レチノールまでそろえると2〜3万円台になることも
- 超乾燥肌には物足りない場合も:インナードライや極度の乾燥肌の人は、オイルやクリームの重ね使いが必要なこともある
敏感肌寄りの方は、いきなりフルラインでそろえるよりも、まずはミニサイズやトライアルセットでパッチテストしてから徐々にアイテムを増やしていくと安心です。
SK-IIやオバジ、無印など他ブランドとの違い
イメージしやすいように、主要スキンケアブランドとざっくり比較してみましょう。
| ブランド | 価格帯の目安 | 主な特徴・強み | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| エリクシール | 化粧水3〜4千円/美容液約9千円 | つや玉・ハリ・美白・シワ改善まで一通りそろう、ドラストの王道エイジングケア | 30〜50代で「ドラストで買えるけど、ちゃんとエイジングケアしたい」人 | 香料・アルコールが気になる敏感肌さんは要注意 |
| SK-II | 化粧水75mLで約1万2千円〜 | ピテラ™による透明感・キメ改善。ラグジュアリーブランドとして世界的知名度 | 40代以上で価格よりも効果&ブランド力を重視する人 | 高価格&人によっては刺激を感じることも |
| オバジX | 化粧水4千円台〜 | ペプチドや植物エキスを豊富に配合した、機能性重視のエイジングライン | 乾燥・ハリ不足をガツンとケアしたい人 | エタノール・植物エキスが敏感肌には負担になる可能性 |
| 無印良品 エイジングケア | 化粧水1〜2千円台 | シンプル処方&コスパ良好。必要最低限の保湿+美白 | コスパ重視・成分シンプル派 | 使用感は質実剛健で“ときめき”は少なめ |
| dプログラム | 化粧水3〜4千円台 | 敏感肌向け。肌荒れ・ニキビにも使える低刺激処方 | 敏感肌・ゆらぎ肌・花粉時期など刺激を避けたい人 | エイジングケア機能は穏やかで、ハリ・美白をがっつり求める人には物足りないことも |
| ナチュリエ ハトムギ化粧水 | 500mLで700円台 | さっぱり系・大容量。プレ化粧水やボディ用にも | 20〜30代、コスパ重視&さっぱり派 | 単体ではエイジングケアはほとんど期待できず、他アイテム併用前提 |
こうして見ると、エリクシールは「SK-IIほど高くないけど、ドラストプチプラより効果と満足感が欲しい層」の真ん中ポジションにいることがよくわかります。
どんな人に向いている?年代・悩み別の選び方
エリクシールがぴったりな人
- 30〜50代で、ハリ・つや・乾燥・小ジワ・シミ予防などをバランスよくケアしたい
- SK-IIクラスの価格はきついけれど、そこそこ良いものをラインでそろえたい
- スキンケアに香りやテクスチャーの心地よさも求めたい
- いきなり高濃度レチノールやピーリングではなく、まずは“日本の王道エイジングケア”から始めたい
あまりおすすめしにくい人
- 香りに敏感、または無香料・エタノールフリー必須の超敏感肌
- アトピー傾向があり、皮膚科コスメレベルの配慮が必要な肌質
- 「とにかく即効性・劇的変化が欲しい!」という人(ドクターズコスメや高濃度レチノールの方が向くことも)
年代・悩み別のおすすめ組み合わせ
▶ 30代前半〜エイジングケア入門
- ベース:リフトモイスト ローション&エマルジョン(さっぱり or しっとり)
- 日中:デーケアレボリューション(UV乳液/トーンアップ)
まずは「保湿+UVケア」をしっかり整えるイメージで。この2ステップだけでも、肌の調子が安定しやすくなります。
▶ 30代後半〜40代:乾燥・小ジワ・美白も気になる
- 上記にプラスして、夜のお手入れにエリクシール ザ セラム
- シミ・そばかすが気になってきたら、美白ライン(ブライトニング ローション WTなど)も検討
乾燥による小ジワや、なんとなくくすんだ印象が気になり始めたら、美容液で一段ギアを上げるタイミングです。
▶ 40代後半〜50代:フェイスラインのもたつき・深いシワが気になる
- 夜の仕上げにトータルV ファーミングクリームをプラス
- 目元・口元のポイントケアにはレチノパワー リンクルクリーム
全顔のハリ感と、部分的なシワ改善を両輪でケアすることで、肌全体の印象を底上げしやすくなります。
まとめ|エリクシールは「迷ったら候補に入れておきたい」王道エイジングケア
エリクシールは、日本のエイジングケア市場で長年トップクラスの売上と評価を持つ王道ブランドです。「つや玉」をキーワードに、ハリ・うるおい・透明感・シワ・シミまで一通りカバーできるライン構成で、特に リフトモイストシリーズ・ザ セラム・デーケアレボリューション・レチノパワー クリームあたりは鉄板人気。
ドラッグストアで買える気軽さと、使うたびに気分が上がるデパコス感のある香り・テクスチャー。その両方をバランスよく兼ね備えているのが、エリクシール最大の魅力といえます。
一方で、香りやアルコールが苦手な敏感肌さんにはやや攻めの処方であることも事実。心配な方は、まずはサンプルやトライアルセットで相性チェックしてみてくださいね。
「そろそろ本気でエイジングケアを始めたい」「プチプラでは物足りないけど、デパコスはまだ早いかも…」という方にとって、エリクシールは最初の一歩としてとてもバランスの良い選択肢です。気になっている方は、自分の年代や悩みに合わせて、今日から“つや玉肌”デビューしてみませんか?
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