1.ブランド概要|NYソーホー発“クリーン×ラグジュアリー”の先駆者
1994 年、ニューヨーク・ソーホーで誕生したジョンマスターオーガニック(John Masters Organics/以下 JMO)。
サロン出身の創業者ジョン・マスター氏が掲げた「髪にも地球にも優しい」という理念は、70 %以上がオーガニック原料、動物実験フリー、合成着色料&合成香料フリーといった厳格な処方基準に受け継がれています。
2022 年に日本 PE「アスピラント・グループ」が株式取得、2024 年には欧州 PE「ペルミラ」傘下企業へ過半売却され、資本面でもグローバル化が加速。2025 年には北米公式 EC を閉鎖し Amazon など外部流通へ移行する大きな転換期を迎えました。

2.代表製品ラインナップと価格帯
ここでは JMO の定番 5 製品をピックアップ。米国 EC 閉鎖後は価格が動きやすいため、あくまで 2025 年春時点の実勢価格(Amazon・欧州 EC 換算)でご紹介します。
ジンク&セージ 2in1シャンプー(236mL /¥6,270)は、フケ・かゆみを抑える亜鉛 PCA 配合で、頭皮ケアとシャンプーが 1 本で完結。
ラベンダー&アボカド インテンシブコンディショナー(207mL / ¥4,450)は、ハイダメージ毛を濃厚アボカドオイルで集中補修。
デイリーケア派には軽やかなシトラス&ネロリ ディタングラー(236mL / \$22)が人気で、洗い流し不要のリーブイン対応が時短派に刺さります。
スタイリングなら 97 % 自然由来のボリューマイジングフォーム、ボディケアなら精油のリゾート香が広がるブラッドオレンジ&バニラ ボディウォッシュも要チェックです。
3.アヴェダ・ダヴィネス・ブリオジオ・ヨルと徹底比較
「オーガニック系=泡立ちや仕上がりが物足りないのでは?」という懸念に答えるため、同価格帯〜低価格帯の人気クリーンブランド 4 社と指標別に比べました。
- 保湿リッチ派には JMOまたはアヴェダ「サップモス」。どちらもモイスチャーバランスに優れ、硬水地域のパサつき対策にも◎。
- 頭皮ディープクリーン派はブリオジオ「スカルプリバイバル」。炭×サリチル酸で週 1 スクラブを取り入れるとスッキリ感が段違い。
- 香り&ボトル映え重視なら ダヴィネス「オイ シャンプー」。イタリアブランドらしいパウダリーフローラルとミニマルボトルが映えます。
- コスパ最重視なら ヨル「ディープナイト」。450mL 換算で約 \$10 と破格ながら、生コラーゲンで翌朝しっとり。
JMO は 450mL 換算で \$38。詰替えがないぶん価格は張りますが、70 % 超のオーガニック比率と精油アロマの没入感は唯一無二。「シリコン無添加でも泡立ち&滑りを両立」している点で差別化されています。
4.メリット&デメリット|購入前に絶対押さえたい4ポイント
メリット
✔ クリーン処方でもサロン級の泡立ちと香りで“ご褒美バスタイム”。
✔ 2in1 や ディタングラー など男女兼用しやすい時短アイテムが豊富。
✔ シリコンフリーのきしみ問題を海藻エキス&発酵由来成分で緩和。
✔ 2024 年「プラスチック・ポジティブ」宣言で ESG 意識もアップ。
デメリット
✖ 北米 EC 閉鎖で入手性が低下、並行輸入価格が上振れしやすい。
✖ 詰替え用がなく、バージンプラスチック容器のまま(2026 年刷新予定)。
✖ 硬水地域ではシリコンフリーゆえにきしみ報告も。酢リンス併用推奨。
✖ カラー持ち重視なら ルクオイル配合の ダヴィネス の方が口コミ高評価。
5.最新ニュースと市場インパクト
① 北米事業縮小(2025/1/15)—公式 EC 閉鎖+店舗縮小で Amazon 購入が主流に。転売リスクが高まりつつあるため、欧州 EC の方が安定&安全という声も。
② プラスチック・ポジティブ宣言—海洋プラ 1kg 回収ごとに自社使用 1kg を相殺。容器刷新は 2026 年予定で、詰替えパウチが来るか要注目。
③ ペルミラ出資後の研究開発強化—2025年秋に幹細胞由来ペプチドマスクを欧州先行発売という報道もあり、ヘアケア以外への事業拡大が期待されています。
6.悩み別の上手な組み合わせ&代替案
悩み | 推奨 JMO | ブースト or 代替 | 仕上げ Tips |
---|---|---|---|
乾燥&敏感頭皮 | ジンク&セージ シャンプー | シトラス&ネロリ ディタングラー(リーブイン) | 週1でブリオジオ炭スクラブ |
ブリーチ・熱ダメージ | ラベンダー&アボカド コンディショナー | ダヴィネス OIミルク(ヒートプロテクト) | タオルドライ後に低温アイロン |
硬水地域のきしみ | — | アヴェダ サップモス シャンプー | 酢リンス+軟水フィルター |
コスパ重視 | — | ヨル ディープナイト シャンプー | シルク枕カバー併用で摩擦軽減 |
7.まとめ|“洗う・整える・癒やす”を 1 本で叶えるナチュラルラグジュアリー
ジョンマスターは「ナチュラル=妥協」というイメージを覆し、サロン級の仕上がりと精油アロマで週末の“ご褒美バスタイム”を演出してくれるブランドです。
枕摩擦や頭皮乾燥が気になる人は「ジンク&セージ」で鎮静し、「ディタングラー」でツヤをプラス。
ハイダメージ毛には「ラベンダー&アボカド+低温アイロン」で集中補修。
ただし北米流通縮小に伴う入手難&価格上昇がネック。カラー長持ちやリフィル対応を求めるなら ダヴィネス・アヴェダ も要比較です。
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