
TOP10の順位推移|リップモンスターが16位→首位に急浮上
今週(5/22~5/28)の@cosme総合ランキングでは、Kate「リップモンスター」が16位から一気に首位へ。夏限定色の発売と話題のドラマで使用された影響もあり、SNSで爆発的に拡散。まさに「#夏リップ解禁」ブームの象徴的存在となりました。
一方、先週1位だったSK-II「インフィニットオーラ」は6位に後退。高価格帯の美白系アイテムはやや落ち着きを見せ、メイクアップアイテムの勢いに押された印象です。
TOP10中、今週新たに浮上したのはRMK「デューイーメルトリップ」(18位→8位)や、numbuzin「5番マスク」(13位→10位)など。特にRMKの“濡れツヤ系”の質感が注目を集め、リップカテゴリの盛り上がりが際立ちました。
カテゴリ別構成比の変化|“メイクアップ”がスキンケアを逆転
今週のランキング全体におけるカテゴリ構成比は以下の通り。
- メイクアップ:60%(+5pt)
- スキンケア:30%(-5pt)
- ツール・ヘア・ボディ:10%(±0)
メイクアップがスキンケアを上回るのは久しぶりの展開。特に、ベースメイクやパウダー、リップといった“仕上がり感”を意識したアイテムの得票が増加。UV対策が本格化する前段階として、「夏メイクの仕込み」が加速していることが読み取れます。
ランキング初登場アイテム|“AIファンデ”と毛穴ケアが続々
今週の新規ランクイン数は27アイテム(前週16アイテム)と急増。中でも注目すべきは、以下のカテゴリです。
- ベースメイク:SHISEIDO「スキングロウファンデ」、TIRTIR「AIフィルタークッション」など
- 洗顔・毛穴ケア:ONE BY KOSE「ダブルポアケア」、muice「クマ・毛穴メンテシリーズ」
- ポイントメイク:NARSやFujikoのチークなどカラー系アイテム
特にベースメイクでは「AI補正」「スキンフィルター」をキーワードに掲げる商品がトレンドに。リアル肌とデジタル映えのバランスを求める現代のニーズが色濃く反映されています。
ブランド別の動き|デコルテ・NARSが躍進、韓国勢も堅調
ブランド別では以下が目立ちました。
ブランド | 先週→今週 | 動向 |
---|---|---|
コスメデコルテ | 8→9 | プードルn、毛穴オイル、ルージュなど多角的ヒット |
NARS | 4→6 | 新チーク+プレストパウダー継続人気 |
KANEBO | 6→7 | シャドウオンフェース初登場 |
Kate | 4→5 | 首位リップ+ツヤベース登場で好調 |
また韓国コスメ勢(Anua・Torriden・MEDICUBEなど)は11→12件とわずかに増加。「鎮静→トーンアップ」へと舵を切っており、夏のUV&トーンアップ需要を見越した動きが始まっています。
注目の価格帯別ヒット傾向
今週の価格帯別傾向を見ると、「¥1,000以下」「¥1,001~3,000」のプチプラ帯が相変わらず強い一方、「¥3,001~7,000」のベースメイク帯も健闘中。
- ¥1,000以下:セザンヌ、muice、メイクキープミストなどワンコイン定番が堅調
- ¥1,001~3,000:Kate・CANMAKEなど人気プチプラに高評価集中
- ¥3,001~7,000:Lancome、Decorte、SHISEIDOなど本格ベース系が牽引
- ¥15,001以上:SK-II以外が不在で、高額帯は鈍化中
コスパと実用性のバランスを求める層が拡大しており、「一点豪華」よりも「毎日使える高評価コスメ」が好まれる傾向が強まっています。
今週の3大キーワードと注目点
- #夏リップ解禁:限定色・濡れツヤ・色持ちの三拍子が支持され、各ブランドがリップ投入ラッシュ
ケイト リップモンスター/CANMAKE/rom&nd - 毛穴×皮脂ブロック:Decorte AQやKOSE ダブルポアケアなど、皮脂・開き毛穴対策アイテムが躍進
- AI・フィルター系ファンデ:“写真映え”と“素肌感”を両立するスマートベースに注目
TIRTIR/SHISEIDO/LUNASOL
いずれも“夏を迎える準備”がキーワード。紫外線が本格化する直前の今、毛穴やベースを整えるフェーズに突入しています。
まとめ|来週の注目ポイントはUV下地と秋新色
今週はリップとファンデの逆転劇が目立ちましたが、来週は再びUV対策コスメや百貨店コレクションの秋新色が注目を集めそうです。SUQQUやLUNASOLなどのデパコス新作が早ければ来週から登場し、さらなる“ランクイン劇”が期待されます。
今後も@cosmeランキングは、メイクとスキンケアの攻防が続くことになりそう。来週も引き続き、「新商品×口コミの勢い」を見逃さずにチェックしていきましょう!
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